絵葉書の発行年を確認する上で有力な情報が切手に押印された郵便局の消印である。同じく、観光用や記念用が主な用途である絵葉書には「記念スタンプ」が押印されていることもある。
ところが、この消印や記念スタンプの日付は年代により法則があるとはいえ、なかなか読み解けない場合がある。
※(1)29.1.30.
平成29年なのか?昭和29年、明治29年・・・もしくは1929年?
いや平成30年、1930年・・・
必ずしも、発行年直後に投函された絵葉書とは限らないので、消印は目安でしかない。ただ、歴史的な事実などを裏付ける消印は重要な意味を持つ。たとえば、桜島大爆発の絵葉書に当時の消印が押されていたら思い描く時代背景が違ってくるだろう。

郵便局の消印

郵便局が扱う郵便物の切手に押印される消印の見方

丸型和文印

基本的に丸型の中が三段に分かれ、
[上段]郵便局名
[中段]日付YY.MM.DD(ただし、YYは和暦年)
[下段]時間帯 (0-8、8-12、12-18、18-24)
※(1)の場合、昭和29年1月30日であることが分かる。
平成の場合は、1989年(平成元年・昭和64年)を分岐することになり、皇位継承で年号が変わる事が決まっている今年(2019年現在)が平成と新元号との分岐となります。
1868年が大正と明治、1912年が明治と昭和の分岐となります。
まぁ、戦前絵葉書を平成の終わりに投函して新しい消印を押しても絵葉書の年代判別にとってはあまり意味がないのですが。
明治や昭和初期に発行された絵葉書を戦後に出す場合もあったでしょうからね。
郵便局の消印の場合、年代や用途で仕様が異なりますから、使われた時期を知ることの一助にはなりますが、問題は日付入りの記念スタンプです。
日付がYY.MM.DD(年.月.日)であれば統一感がありますが、年が後ろに来たりその観光地で自由に作られていますので、15が昭和15年なのか、明治15年かが判別しずらい。また西暦で表示している場合もあり05が大正5年、明治5年、昭和5年、平成5年、1905年、2005年なのか判別しずらい。
そこで、使われるのが絵葉書年代判別です。これと、日付印とを観察して判別することになります。
消印や本文の内容に価値を見出す場合、エンタイヤの世界に入るのかもしれません。

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